名鉄乗り回し旅2003 (part1)


 今年第一弾の旅は、2月23日です。場所は筆者の地元です。名鉄に乗りまくる旅にしました。
そういえば、このときにも行きましたね。ちょうど同じ頃ではなかったかな?
今回は、フリー切符ではなく、「家族乗車証」という切符で旅立ちました。
鉄道関係にお勤めの方なら、この切符の意味がわかりますね。鉄道で働いている社員の人がもらえる切符です。名鉄の場合は、途中下車をしなければ、名鉄の路線内のどこへでも行けます。しかし、特急券は別料金です。
筆者の親類にも名鉄で働いている人がいましたので、その余りとして、2枚もらいました。ちょうど先週のときにもらったのです。
それで、来月から学校へ行くので…(そう、専門学校へ行きます。社会人短期講座に出て、資格取得を目指し、学ぶのです。)
話が反れましたが、学校が始まると、行く機会がなくなりそうなので、いっそのこと今しかないと思って、旅に出ることにしました。近場ですので、ショートトリップですね。
今回は、最悪な道中も味わってしまいました。では、ご覧ください。


 今回のスタートは、名鉄の丸の内駅からです。筆者の家からは、名鉄の新清洲駅と丸の内駅両方とも所要時間は同じなのです。そして今回のトップは、普通に乗ることにしましたので、丸の内駅からスタートです。新清洲駅は急行が停車しますが、丸の内駅は、普通しか停まりません。
出発時間は、6時24分発の普通「神宮前」行き。さすがに、6時を過ぎたばかりなので、まだ暗いです。
 これは、丸の内駅のホームです。実は、戦前は、ここから筆者の家の近くのところまで電車が走っておりました。柵の左側は、廃線跡なんです。痕跡はほとんどないのですが、どのようなルートで通っていたのかは、知っております。暇なときに、廃線跡をめぐるコーナーを作ろうかな…
そう考えているうちに、6時24分発の普通が来ました。
丸の内駅は、無人駅ですので、素通りで列車に入って行きます。さすがに、始発3本目のため、ガラガラでした。そういえば、休日ですから、こんなものなのでしょうか?
 約10分で、栄生(さこう)駅につきました。ここから犬山線に乗り換えです。
先ほど乗っていた列車が写っています。そう、パノラマカーに乗ったのでした。快適でした。出だしの車両は、上々です。
 この栄生駅は、名古屋駅の手前の駅です。隣の線路は、JR東海道線、さらに奥のほうは新幹線となっています。そして、中心の白くそびえ建っているのが、名古屋駅のセントラルタワーというビルです。今では、名古屋駅の象徴となっております。
しばらくすると、犬山線の岩倉行きの普通が来ました。なんと、2両編成でした。早朝だったのかガラガラだったので、難なく着席は出来ました。
 約10分ほどで、西春駅につきました。ここで、急行に追い越されますので、急行に乗って、犬山経由で岐阜へ向かうことにします。
普通列車は、右の車両です。自称通勤車です。そして、次の新岐阜行きの急行も、ロングシートの通勤車でした。
犬山からは、普通となり、のんびりと走っていきました。途中、木曽川を渡るのですが、朝もやが出ていて、なんだか神秘的…と思ってしまいました。
西春から一時間かけて新岐阜駅に到着しました。
 新岐阜駅に到着して、すぐに、名古屋本線のホームへ向かいました。各務ヶ原線と名古屋本線のホームは離れております。
名古屋本線のホームに着くと、豊橋行きの特急が来ました。次はこれに乗ります。1200系+1000系の車両です。名古屋本線の特急は、この編成がスタンダードです。
さすがに、始発駅だからなのか、ガラガラです。まだ8時前だからでしょうか?
 隣のホームには、豊川稲荷行きの急行が停まっていました。あちらは、通勤車です。

7時54分定刻に特急は発車しました。さすがに、はじめのうちは、急カーブで速度制限されていますが、木曽川を渡り始める頃になると、一気に時速120キロ近くまでスピードを上げ始めました。
 新岐阜駅から約40分で知立駅に着きました。ここから三河線に乗り換えです。
三河線は、この知立駅が中間点みたいな感じで、猿投、豊田市方面と碧南、吉良吉田方面とが、同一方向へ発車して行きます。
 筆者が乗る車両は、こちらの碧南行きの普通です。なんとなく、車両のスタイルが良いでしょ(笑)。実は、筆者は心の中はおおはしゃぎ。なぜかというと…。それは、中に入ると…
 転換クロスシートになっていたからなんです。この三河線にも転換クロスシート車がかなりあります。
筆者は、どうせロングシートだろう…と思ってホームへ向かっていたので、この車両を見たときは、ホッとしましたね。
写真を見て分かると思いますが、右側の一番前の席に座れば、前面展望が望めるわけですよ。また、画像中心の上部を見ると、四角い小さな形をしているのがありますね。これは、速度計で、デジタル化されていて、ただいまの速度がわかるようになっています。
8時48分定刻に発車です。やはり、中途半端な時間帯なのか、ガラガラでした。
 しばらくすると、刈谷駅につきます。この刈谷駅は、JRとつながっております。支柱が邪魔で見にくいのですが、JRのホームには、311系と211系が仲良く退避待ちをしておりました。
刈谷駅からは、数人乗り込んできましたが、全くの余裕でした。
三河線内はのんびりと走り、ローカル線といった感じですね。
 約30分各駅に停まりながら、のんびり走って終点の碧南駅に着きました。ここで三河線の「電化区間」は終わりです。ここからは、「非電化区間」となり、気動車の独壇場です。
名鉄の場合は、レールバスタイプの気動車です。
折り返し、吉良吉田行きのワンマンカーがまもなくして、到着しました。
 さすがに、利用者は少ないです。碧南からだと、名古屋へ行くのは、逆方向になるからでしょうか?
この駅のポスターを見て、初めて知ったことなのですが、名鉄でも乗り継ぎ指定席が発売になりました。筆者も、碧南駅のポスターで知りました。すでに去年の11月から発売しているみたいで…。情報不足でした。
9時35分、定刻に碧南を発ちました。
 気動車独自のエンジン音が聞こえるので、ローカル色が一気に深まります。途中で結構長い橋を渡りますが、電化されていないのがお分かりいただけるかと思います。あるのは、錆びた支柱だけ…。悲しいものです。




[次へ]

[旅日記トップへ]

[トップページ]